2020/3/30仕事

Story of なんとなくでもなんとかなる

なぜ司法書士になったの?ってよく聞かれます。

司法書士を目指す

なぜ司法書士になったの?ってよく聞かれます。
正直司法書士なんて世間から見たらマイナーで、何やっている人なのかもわからないし、家買ったら出てくる人?という印象だと思います。

皆さんからすると、なんで司法書士なの?同じ法律を扱うなら弁護士じゃないの?って感じるでしょう。


なんでか?と聞かれると毎回返事に困ります。
勉強をしていた当初、なんでなったかというはっきりとした理由はあまりなかったんです。
司法書士が何をしている人なのかも知りませんでした。
どちらかというと消去法的に選んだ結果と言えると思います。

強いて言うなら、中学生の頃から何かの専門家、スペシャリストになりたかったというざっくりとしたものがあった程度です。
大学に入ってから、たまたま法学部で法律に触れたら割と好きだったということもあって、法律を仕事にしようかなぁと。



目指すを選ぶ

なので経緯ぐらいしかお話しできることはないのですが・・・

大学2年生の夏の終わりに資格を取ろうと一念発起しました。
理由は2つあります。

①毎日のようにテニスして酒飲んで夜遊びしてるだけで、これで将来大丈夫なのかと不安になったこと
②自信をつけたかったこと

付属高校からそのまま大学に行ったことで、しっかり受験勉強をしてきた人と自分の間に差を感じてしまい、このままじゃだめだという思いは非常に強く持っていたと思います。

我ながら感心するほど、あの時の行動は本当に早くて、親にも誰にも相談しないままいわゆる資格の予備校に行って『法律を仕事にしたく、資格は何がありますか?』と相談していました。
相談に乗ってもらった窓口の担当者M田さん(お世話になりました!!)考えられる選択肢は①弁護士、②行政書士、③司法書士の三択だと教えていただきました。

内心としては、その仕事である程度間違いなく生きていける仕事にしたいと考えていたので、『試験の難易度、合格率ってどうなんですか?』と質問したと思います。
一番の難関は旧司法試験、新司法試験はまだ少し未知数なものの、合格率は司法書士試験の方が低く、行政書士は合格率は割と高めで、主婦の方が目指していたりもするとのこと。

なんで、行政書士はないなと(すいません、これで食っていくには競争が激しすぎる、と思ったのです。当時は行政書士で食べていけるとは思っていませんでした。)

じゃあ弁護士か司法書士かと思いましたが、当時弁護士受験制度が現行の新司法書士試験制度に移行する過渡期で、試験制度自体に不安があったこと、ロースクール出て司法修習やって社会に出るのが遅くなるのは嫌だなぁと思ったことから、とりあえず一発試験で合格したらすぐに働ける司法書士がいいんじゃないかと考えたわけです。

そんなわけで、司法書士が良かったというよりは、他のマイナス要素が少なくて合格率は低くて試験自体はそこそこ難しいという理由だけなんです。
司法書士になりたい!!ってことで始めたわけではありません。
なんかすいません。

それなりに難しいんだから、なんとなく食っていけるだろうと。
仕事の内容はなーんにも知らず、勉強を始めてから知りました(笑)




いざ試験勉強

司法書士を目指すと決めてもまだ悩むこともありました。
一応司法書士試験は難関試験の一つと言われています。
毎年7月の第1週目の日曜日が試験日です。

予備学校のドアを叩いたのが9月も終わり。
司法書士試験の講座は、毎年4月からスタートして次のとしての7月の試験を目指すのが通例でしたが、その時点で来年の試験まで1年を切っていました。
2年後の試験を目指して来年の4月まで待つか、今すぐ始めてここまでたまっている約半年分の授業をビデオで全部こなして、次の年の7月の試験を目指すか。


担当のM田さんが『大変だと思うけど、やる気があるなら今すぐ始めた方がいいよ』と言ってくれたおかげで、即決で始めることにしました。
ここで次の年の4月から始めていたら、きっとそれまでにやる気をなくしていたと思います。
次の日には早速契約して、通うことにしましたが、ここから正直ホントに大変でした(笑)

毎日9時から21時まで予備校で勉強して、大学の授業はむしろ息抜きでした。
合格者の平均勉強期間はおそらく3年程度と言われていたと思います。
1年目も結構自信はあったんですが、さすがに1年も勉強しないで合格は無理がありました。

司法書士になりたい理由が曖昧だったために、モチベーションを維持するのがかなり難しいんですね。
試験勉強に最も大事なのは、モチベーションをいかに維持するかであると思います。

とはいえ、受かるまではやめる気もなかったので、腹をくくってひたすら勉強し続け、ようやく2回目で合格できたのでした。




最後に

理由が大したものではないですが、今は司法書士になってよかったと心底思っています。
司法書士の資格のおかげで、困っている人の手助けをできます。
自分たちにしかできないことがあるっていうのは、頑張る理由になると思います。

ただ、どうも資格業をしているとその資格でできない(やらない)仕事はやってはいけないし、やるのも面倒と考えてしまうようです。

法律上制限があるものは当然ダメですが、特に制限がなければ、どんどん新しいことに取り組んでいきたいと思っています。
仕事の限界を勝手に自分で決めて、つまらなくしたくないんですよ。

やっていいことは積極的にやっていきたいと思います!!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!!